真皮について

こんにちは、いちこです。

 

昨日は台風の影響か、すごく風が強く、傘が壊れてしまいそうなくらいでした。

香川県の直島にあるカボチャのオブジェが流されて破損してしまったというニュースを見て、人気な観光スポットがなくなってしまったことが残念でした。

自然によるオブジェの破損は仕方ないですが、ガンツの玉みたいなのが置いている地中美術館や赤カボチャなどまだまだ観光スポットはあります。

(私は自転車で一周しましたが、高低差が激しくしんどかったけど楽しかったのを覚えています)

まだまだ災害は起こる可能性がありますので気を付けて生活しないといけません。

 

さて、本日は皮膚の構造~真皮編~ということで真皮についてお伝えしていきます。

 

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○弾力で皮膚を支える

 真皮には繊維がたくさんあり、私たちが普段感じるハリ感や弾力は真皮に大きく関係しています。

 

繊維やうるおい成分によって支えられている肌ですが、この繊維が古くなったり、うるおい成分が作れる量が少なくなってしまうと、陥没やなだれがシワやたるみとなります。

 

○生理的な機能

真皮には毛細血管やリンパ、皮脂腺、汗腺が存在しています。

毛細血管やリンパ管は細胞に必要な酸素や栄養分や不要になった老廃物を運ぶ役割があります。

酸素や栄養分をしっかりと細胞に届けることによってターンオーバーが正常に近づきますので、血流を流すというインナーのケアも肌への影響は大きいといえます。

また、真皮には皮脂腺と汗腺が存在しています。ホルモンバランスの乱れは皮脂の分泌などに影響を与えるため、ストレスや食事のバランスを調整することが大切と言えます。

このように生理的な機能を担っているのも真皮の役割の一つです。

 

+αとして・・・

先ほど、皮膚を支えるための真皮に存在する弾力や保湿の成分をさらに深くお伝えします。

 

繊維=コラーゲン繊維、エラスチン繊維

 

コラーゲン繊維とは・・・

真皮の約70%はコラーゲン繊維といわれており、ゴムのように弾力のある繊維です。

これは真皮を支えるための支柱のような役割をしているため、コラーゲンが古くなると支える力がなくなり、しわの原因につながります。

化粧品によくコラーゲンが含まれていますが、これは保湿成分あって真皮に浸透してシワが改善されるものではありません。

 

エラスチン繊維とは・・・

コラーゲンの繊維をところどころでつなぎとめている繊維です。四方八方どこにでもコラーゲンが広がっていては支える力は弱くなってしまいます。

一本の矢ではすぐに折れてしまうけれど、三本の矢では折れにくいという話がありますが、エラスチンはいわば三本の矢をつなぎとめておく紐のような役割です!

弾力繊維であるコラーゲンをまとめて結ぶ繊維とでもいえるでしょうか。

 

そして、もう一つ大きな役割を果たすのがゼリー状の保湿成分ヒアルロン酸です。

 

ヒアルロン酸とは・・・

真皮に張り巡らされたコラーゲンやエラスチンなどの繊維の間をゼリー状で埋め尽くしている成分がこのヒアルロン酸です。

支柱があってもコンクリートでしっかりと周りを固めないと強固な家ができないように、しっかりとヒアルロン酸で埋め尽くすことによって肌への弾力を高めています。

「1gで6Lもの水を抱え込む」といわれるくらい抱水効果が高いですが、年齢とともに減っていってしまうので水分量も減り、支える力もなくなってしまうことでシワやたるみの原因となってしまいます。

 

ヒアルロン酸は膝の軟骨に存在し、潤滑材のような役割をしているのですが、やはり年齢とともにヒアルロン酸が減り、膝が曲がりにくく負担を感じるようになってしまいます。

 

最後に・・・

コラーゲン繊維やエラスチン繊維、ヒアルロン酸などの皮膚を支えてくれる成分を生み出してくれる「線維芽細胞」も覚えておいて下さい。

シワ改善クリームや栄養クリームにはこのハリ成分を生み出してくれる線維芽細胞を活性化してくれる成分がたくさん含まれています。

直接作ることができなくても生み出してくれる親細胞を元気にしてあげるが大切です。

 

若々しい肌を作るには、しわ・たるみは天敵です。

ケアをすることで年相応より若い自分になることができます!

一緒に頑張りましょう。

 

以上、いちこでした。

 

 

 

表皮について

こんにちは!いちこです。

 

8月に入り、さらに暑さが加速したように感じます。

東京オリンピックで日本は優秀な成績を出しており、白熱した夏になりますね!

 

さて、本日は皮膚の構造としてまずは表皮のことをお伝えしていきたいと思います。

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○厚さ0.2mmの4層構造

皮膚は大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっており、その中でも体の外側に位置しているのが表皮です。

厚さは約0.2mmと極薄ですが、さらに4層に分かれています。

それが

①角層(かくそう)=外敵から異物の侵入を防ぐ、内側の水分の蒸散を防ぐ

②顆粒層(かりゅうそう)=角層に必要な保湿成分をつくっている

③有棘層(ゆうきょくそう)=真皮から酸素や栄養を受け取る

④基底層(きていそう)=細胞の生成

 

 〇皮膚内のうるおいをキープ、外敵からのバリア機能

角層の内容とかぶりますが、表皮とは名前のとおり皮の表にあり、皮膚の一番外側にありますので、中にウイルスや細菌などから守ってくれるバリア機能が必要です。

さらに、体内の60%程度は水分でできているといわれており、この水分を蒸散させないために蓋の役割をしています。

 

この「うるおい保持機能」「バリア機能」に関係しているのが「キメ」です。

「キメ」については詳しくまたお伝えしますが、キメは整っているほど「バリア機能」も「うるおい保持機能」も高まります。

逆にキメが乱れていると水分が抜けやすく、バリア機能が弱いので外敵からの刺激に弱くなります。

 

この「キメ」を整えるのに化粧品は必須です!

 

メラニン(黒色素)をつくるメラノサイトが存在する

メラニンとは黒色の色素で、人の肌の色や髪・目の色に関係します。

例えば、赤道に近い国に住んでいる人は紫外線を浴びる量が多いため、肌が黒い人が多いです。逆に、赤道から遠い国に住んでいる人は紫外線を浴びる量が少ないので、肌が白い人が多いです。

 

メラニンは本来、人の肌を守るために生成されます。

肌の色が白い人とこんがり焼けた肌の人が一緒に海に行ったとき、白い人は肌の表面が赤くなりますが、こんがり焼けた人はなりませんよね。

赤くなった肌はやけどしている状態ですので、体は危険信号を出し、メラニンを生成します。

まりメラニンは人の肌を守るための一種の防衛反応でした。

 

ですが、メラニンは紫外線だけでなく、ストレスや食品添加物などで発生する活性酸素によっても生成されますので、現代の人はメラニンの生成が甚だしいです。

メラニンが一部分にたまって表面に出てきてしまっているのがシミですので

これはしっかり対処しないと老けてみえたり、悪いときは悪性の腫瘍になるときもあるので注意しましょう。

 

以上、いちこでした!

剤形の違い

こんにちわ、いちこです!

 

 

オリンピックが始まり、日本は良い成績を上げてます😊

まだまだ続きますので応援しています!ガンバレ!ニッポン!

 

さて、今日は洗浄剤の剤形の違いをお伝えしていきたいと思います。

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○洗浄力の違い

剤形の違いによって洗浄力は大きく変わります。この剤形を肌に合わせないと肌荒れや乾燥の原因になりますので自分の肌にあったスキンケアを選ぶようにしましょう。

 

クレンジングの洗浄力は以下の順番で洗浄力が強くなっています。

オイル→バーム→ジェル→クリーム→ミルク

洗浄力が強いということは肌負担が大きいです!

 

クレンジングはバリア機能の役割を果たす皮脂膜も洗い流してしまうので

敏感肌の人や肌荒れを起こしている人は洗浄力の高いオイルの使用はおすすめできません。

クリームやミルクなどの肌負担が少ないものを使いましょう。

 

ですが、小鼻の角栓や詰まりは気になる人や濃いメイクをしている人は

オイルのクレンジングで落としてあげましょう!

落としきれていない汚れが1番肌に負担です。

 

今流行りのダブル洗顔ができる化粧品があります。

洗顔とクレンジングの役割はそれぞれお伝えしてますので、どちらも叶えてくれるこのバームは夢のような化粧品かと思いますが、やはり大きな落とし穴があります!

 

◎メリット◎

・時短になる

・コストカットになる

 

×デメリット×

・洗浄力が強い

・メイクが落としきれていない場合がある(とくに濃いメイク)

 

1品2役ですので、もちろん時短にもなりますしコストカットにもなります。

ですがその分、一気に落としきらないといけないので洗浄力が強く乾燥につながる人がいます。

また、洗浄力が強いにもかかわらず一回での洗浄ではメイクが落としきれていない時もあります。

 

ダブル洗顔が一概に悪いわけではありませんが、本当に肌のことを思うのであれば

自分の肌にあった洗顔、クレンジングを使用することをオススメします!

 

以上、いちこでした

 

洗顔の役割

こんにちわ!いちこです。

 

暑い日が続き、夏到来ですね。

セミの声は聞いていたのですが、セミを見たのは久しぶりです。

わたしは夏といえば...夏祭りが思い浮かびます!

今年は夏祭り開催されるのでしょうか?

 

さて、今日は洗顔の役割をお伝えしていきます。

 

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○ほこりや大気汚染物質など水溶性の汚れを落とす

クレンジングが油溶性の汚れを落とし、洗顔は水溶性の汚れを落とします。

日中、家の中にいても、外出していてもほこりや大気汚染物質は肌表面に付着します。

それをきちんと落としてあげないと菌の繁殖でニキビや吹き出物が出来たりします。

 

○古い角層を落とす

皮膚は常に生まれ変わっており、古い角層は通常垢となり洗浄することできちんと落とすことができます。

この古い角層を落とさないとターンオーバーが乱れたり、古い角層が何重にも重なって肌が固くなってしまいます。

 

※朝は水洗いでいいの?

洗顔で落としてあげましょう。人は寝ている間が一番肌のターンオーバーが行われます。

朝起きた時、洗顔できちんと洗うことで寝ている間に溜まった古い角層を落としてくれます。

 

クレンジングは多少洗い残しがあっても洗顔をしますが、洗顔は洗い残しがないようにきちんと流しましょう。

髪の生え際やアゴに流し残りがあるとニキビができてしまいます。

 

とにかく、汚れを落とす界面活性剤は肌に負担がかかるのできちんと落としましょう!

 

以上、いちこでした。

 

 

 

クレンジングの役割

こんにちわ!いちこです。

 

最近、シャトレーゼのチョコミントバーがマイブームで食べすぎて怒られました。

チョコミント好きな人は一度食べてみてください!美味しい!

(結構スースーするので歯磨き粉感が嫌いな人は無理かもしれません。)

 

さて、今日はクレンジングについてお伝えしていきます。

 

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○メイクや日焼け止めなどの油溶性の汚れを落とす

クレンジングにはミルク、クリーム、ジェル、オイルなど様々な形状がありますが

共通して油系の原料が多く含まれています。

これらと界面活性剤が入っていることでメイクなどの油溶性の汚れを落とすことができます。

体に使っている日焼け止め(特にウォータープルーフ)も石鹸だけでは落ちていない場合が多いので

クレンジングで落とすようにしましょう!

 

○毛穴詰まりを取り除く

毛穴に詰まっている角栓は皮脂(油分)と古い角質(タンパク質)でできています。

大前提としては洗顔で古い角質をしっかりと洗い流すことが大切ですが、

すでにできてしまった角栓はクレンジングで油分を溶かしてあげることで取れやすくなります。

どうしても取れないという場合は、酵素洗顔でタンパク質を分解してあげるとさらに取れやすくなりますが

肌負担が大きいので頻繁にはしないようにしましょう。

 

※界面活性剤について

そもそも、クレンジングは油溶性なのになぜ水と混ざるのか考えたことはないでしょうか?

 

界面活性剤には水に溶けやすい性質と油分に溶けやすい性質の両方が兼ね備えています。

その特性を生かして「浸透」「乳化」「分散」といった作用によって汚れを落とします。

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界面活性剤が汚れにくっつく(浸透)、水と油で混ざり合って(乳化)、表面から浮かせる(分散)させている様子です。

 

メイク汚れも同様で油分でできたメイクに浸透→乳化→分散させることで落とすことができます。

 

◎要チェック◎

水分の少ないオイルクレンジングなどはメイクの油分をなじませた後、水を少しつけて乳化させてから洗い流すようにしましょう。そうすることでしっかりとメイク汚れを落とすことができます!

 

以上、いちこでした。

 

 

 

 

美容液〜用途別編〜

こんにちわ!いちこです。

 

最近は急な大雨や雷が鳴り響き、今年も災害が怖いですね。

何も起こらないことを願うばかりです。

 

さて、今日は美容液〜用途別編〜です。

 

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○導入(ブースター)

洗顔後、化粧水の前に使う美容液で導入効果のある美容液をつけてから

スキンケアをすると美容成分の浸透が良くなります。

導入美容液によって肌を柔らかくし、水分を行き渡らせることで

次のスキンケアも浸透しやすくなります。

形状は様々で、

ソフィーナiPやエリクシールブースターエッセンス:泡タイプ

薬用保湿美容液やモイスチュアリポソーム:ローション

LITSリバイバルオイルブースター:オイル

 

肌がゴワゴワして化粧水が浸透しにくい人やイマイチスキンケアの効果が感じれない人には

プラスワンとして使ってみるといいでしょう!

 

○化粧下地・UVケア

日中用美容液には化粧下地や日焼け止めといった多機能なものが多いです。

メイク用品は肌に負担がかかりますが、全くメイクをしなくても紫外線やマイクロダストなどの外的刺激で肌負担はかかります。

 

通常、1日2回スキンケアを行いますが、夜はクリームのような油分の多く美容成分たっぷりのものでしっかり保湿し、日中受けた刺激を修復します。

 

しかし、朝はメイク崩れを防ぐため油分の多いクリームはあまり使いません。

日中用美容液は日中の乾燥を防ぐため、保湿成分が多く、紫外線からも肌を守ってくれます。

 

日中の刺激を抑えることは、夜の肌修復にも影響があります。

日中の刺激が多いほど、夜修復しきれないので、次の日の朝に影響するといった悪いサイクルを

日中の刺激を減らす、夜修復する、朝起きた時の肌負担が少ないという良いサイクルに変えましょう!

 

以上、いちこでした。

美容液〜部位別編〜

こんにちは!いちこです。

 

前回に引き続き、本日は美容液〜部位別〜についてお伝えしていきます。

 

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○しわ、ほうれい線

しわはよく動く目元や口元、首など部分的に深くできやすくなっています。

目尻にできているしわも最初は薄いしわですが、歳を重ねるごとにどんどん深くなります。

保湿すると小じわ予防になる美容液はありますが

レチノールやナイアシンアミドなど医薬部外品を使うことである程度の"改善"が見られます。

(もちろん、くっきりとついてしまったシワを赤ちゃんのように全く無くすことは出来ません。)

塗り方や塗る量、継続力も大切なポイントです。

 

女性は25歳を機にしわが気になり始めます。

しっかりと予防して10年、20年後同い年の人より何歳も若く見られませんか!

 

○ニキビ

ニキビ予防には抗炎症効果のあるグリチルリチン酸2Kやサリチル酸などの医薬部外品(「薬用」と記載されている場合が多い)が一般的です。

ニキビ跡には美白美容液やターンオーバーを正常化してくれるクリームがおすすめです。

(できれば内服薬を飲むことをおすすめします。外から3割中から7割吸収するので)

 

最近は、ニキビ化粧品がすごく増えてきました。

ストレスや欧米食思考から皮脂分泌が増え、ニキビができる人が増えてきました。

マスクの擦れやマスク内の菌の繁殖でもニキビにはなるのでコロナ禍によってニキビリスクに拍車がかかりました。

出来る限り清潔を保ち、私生活の見直しをしてみましょう!

 

○目元

先ほどの目元の小じわだけでなく、くまやたるみなども気になりますよね。

小じわやたるみは先ほどご紹介したレチノールやナイアシンアミドがおすすめです。

くまはいろんな種類があり原因は様々です。

血行が悪い場合は血行促進の美容液

色素沈着でしたらターンオーバー正常化や美白化粧品

骨格によって影になってしまっている場合はハイライトなどで物理的に明るくしましょう!

くまについては以後、詳しくします!

 

以上、いちこでした。